Web会議を少しマシに ヘッドセット選択チャート
オンライン会議につかうマイク付イヤホン・ヘッドフォン、いわゆるヘッドセットの選び方チャートです。今持っているマイクのついてないヘッドフォン/イヤホン/スピーカーを使う方はマイク選びへどうぞ。
一番のおすすめは最も厳しい音声やり取りの場であるコールセンターなどで使われているヘッドセットです。周りの音を自分では確かめつつ、その音をあまり相手に伝えない片耳型のヘッドセットがベストです。
両耳のヘッドセットの場合、ゲーム向けのものはゲームへの没入感を増すために遮音性の高いものがいいのか、相手の音声がクリアに聞こえることを中心に作られているオペレータ向けのどちらがいいかで選びましょう。
ヘッドセットが好きでない場合、一般の音楽視聴用のヘッドフォン/イヤホンのうちマイクのついているものを選ぶことになります。
Web会議を少しマシに マイク選択チャート
どんなマイクを選べばいいのか、チャートにしました。おすすめ順に番号を振ってます。
ZoomやTeamsなどで音声をクリアにノイズなく届ける目的で優先付けしたチャートです。周囲に生活音やエアコンなどがある環境での会議を想定しています。
目的が変わって配信の場合は多分1コンデンサーマイク、2ワイヤレスラベリアマイク、3ガンマイク、4ダイナミックマイク、1ヘッドセットの順になります。これがゲーム配信だとさらに変わります。
まず、ヘッドセットがベストです。マイクが口に近く集音範囲が狭く設定できるので、周囲の雑音を拾いません。問題は見た目だけ。
その次がよくカラオケで見かけるダイナミックマイクです。あまり遠くの音を拾いませんし壊れにくいマイクです。ただマイク設置場所を工夫しないとマイクが写りこんでしまいます。
どうしてもマイクがあまり近くに置けない場合は多少離れても声を拾うコンデンサーマイクです。指向性があるので、周囲の雑音もある程度抑えられます。
もっと置く位置が遠いと、毎回胸につける手間がありますが、ワイヤレスラベリアマイク、別名ピンマイクです。
つける手間が面倒な場合は、最終手段としてガンマイクですが、多少高くて設置も手間がかかります。ガンマイクの代わりに一人用スピーカーマイクという選択肢もあります。
Web会議を少しマシに 優先度
Zoom、Microsoft Teams、Google MeetsなどでWeb会議をおこなっていると、相手の映像が不鮮明だったり、音声が聞き取りづらいと感じることがあります。その状態に自分がならないように、ちょっとした工夫とグッズで解消させることができます。
まず自分の画像がどう映ってどう聞こえているのかをどなたかに録画してもらって確認します。
改善する際の優先度、費用対効果(コストパフォーマンス)が高いものから考えていきます。
1)マイク
画像がいまいちでも音声があれば会議ができます。会議環境の静粛性、何人一緒に同じ場所で参加するのか、許容される見栄えによって対策が大きく異なるため、効果が大きいけど選択が難しい機器です。
一人の場合は、以下のような優先順位になります。
1.ヘッドセット
ヘッドフォンにマイクがついているものです。環境が悪くても対応で(例えばコールセンターなど、周りに話している人が多くても明瞭に会話)できる機器です。問題は見た目がよくないこと。
2.イヤホン
スマホで音楽を聴くときはこちらを利用している方も多いはず。ヘッドセットより小さいため見た目が改善しますが、マイク性能が落ちることが多くなります。
カラオケなどでの使われるマイクです。それをパソコンにつなぐためのオーディオインターフェースが必要になります。
コンデンサーマイクは耐久性が高いのですが、低感度のため、口とマイクがかなり近い距離(10cm以下)で通常利用されます。そのためカメラにマイクが写りこんでしまうかもという欠点と、周囲の音を拾いにくいという利点があります。
4.USB接続コンデンサーマイク
- イヤホン
- ダイナミックマイク+オーディオインターフェース
- USB接続コンデンサーマイク
- コンデンサーマイク+オーディオインターフェース
複数の場合は、会議用マイクスピーカー1択です。
2)照明
音声が解決したら、次は画像です。どんなにいいカメラでもきちんと照明が当たっていないと見えません。会議室では部屋の中央に向かって会議をするため照明が問題になることが少ないのですが、自宅では壁に向かって会議をするためカメラ用照明を導入しないと逆光(部屋の照明を背負う)になることがあります。
3)カメラ位置
顔は下から撮るときれいに見えないことが多いほか、見ている人を見下す形となり、あまり会議向きではありません。正面より上から撮ると自然に映ります。
4)カメラ
高画質のカメラのほうがきれいに映ります。
5)壁紙
現在の合成背景は実用に耐えますが、違和感がないわけではないません。また背景が殺風景なことも気になる場合は、背景を印刷して用意しておくと便利です。
(株)ランドエッジは、ウェブ会議・ライブ配信サポート、動画コンテンツ作成から、テレワークをどうやって導入するのか、パソコン購入以来社内の近代化が進んでいないけど何を買えばいいのかわからないまで、中小企業のIT支援をしております。
なにかご質問があれば info@landedge.jp まで。
Web会議を少しマシに マイク
マイクは、1つであらゆる場面に使えるものがありません。使い方を想定して選びます。兼用は難しいので、用途が2つあったら無理に使いまわさずに2つのマイクシステムを入手します。
選択1:PC1台で2~4人
1つのノートPCを使って複数人でウェブ会議をするなら、マイクスピーカーとかスピーカーフォンと呼ばれる机の真ん中に置くスピーカーとマイクが兼用となっているもの
を使います。YAMAHAのYVC-200は日本の会議室環境に向いている製品です。
選択2:PC1台で4~6人
参加者が多いウェブ会議であれば、大人数向けのスピーカーフォンを使います。YAMAHAのYVC-330は、オープンスペースでのウェブ会議にも対応できる製品です。
選択3:PC1台で1人 一般向け
普段スマホでBluetoothのイヤホン・ヘッドフォンを使っている場合、その機種が「マルチペアリング」に対応しているか確認してください。対応していれば、スマホと接続したままパソコンと接続してウェブ会議に利用できます。
見栄えを気にしない場合、最適なのはヘッドセットと呼ばれるヘッドフォンにマイクがついているものです。無線より有線のほうが安定しますので、もし状況がゆるせば有線がいいです。集音範囲が狭いマイクが多く、周りの音を拾わないようになっています。エレコムのHS-NB05USVはネックバンドで頭にかぶるタイプではないため見た目の違和感が少なくなります。
ヘッドセットは大げさと思われる場合は、イヤホン型ですとより目立ちません。ビジネス用途で音質重視しなければ、マクセルのMXH-BTC110は安価で使いやすいです。
選択4:PC1台で1人 音質重視
どうしても音質が気になる場合はマイクの質を上げます。設備もかなり大げさになり、「マイク」「マイクスタンド」「オーディオインターフェイス」が必要になります。
マイクは、扱いが難しいコンデンサマイクではなく、壊れにくいダイナミックマイクが初心者向けです。behringerのXM8500は、実績と費用対効果の双方が優れているマイクです。
オーディオインターフェイスは、マイクとPCの間に入って音量調整をする機器です。今回の用途であれば、behringerのUMC22は、音質の向上を目指してコンデンサマイクにするときにも利用できます。
マイクスタンドは雑音が入りにくいアーム式がおすすめなのですが、日本の住宅事情では難しいことが多いので、当初は卓上スタンドから。
会社のWeb会議を少しマシに カメラ
ほとんどのWebカメラはズーム機能がなく、撮影範囲が固定です。カメラ用語では単焦点とか画角が固定といわれます。このような場合、複数人が1台のPCでテレカンに参加するときになかなか全員がうまく撮影範囲に入れず、そんなに余裕がない会議室内でのレイアウトに苦労することがあります。そのような場合は、ズームができるカメラを導入できれば便利です。
実は一部のデジカメはWebカメラとして利用できます。詳しくはデジカメWatchの記事をご覧ください。
対応カメラは結構いい値段がするものばかりです。恐らく現時点(2020年11月)での最安値はソニーのDSC-WX700ですが、税込5万円を切るぐらいでなかなか手が出しにくい価格帯です。
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会社のWeb会議を少しマシに Webカム
ZoomやMicrosoft Teams、Google Meetsなどなど、Web会議を自宅や会社の会議室からやっているかたも多いとは思います。
今回はオフィス、特に会議室からの少人数のテレビ会議で、ノートPCと一緒に使うと便利なグッズ・ガジェットをご紹介します。
ちなみに会社用ということでアフィリエイトではなく各社製品紹介ページをご紹介しております。
ノートパソコンのカメラを使う方も多いと思いますが、ちょっと昔のものですとカメラの解像度が低く、品質も悪い場合があります。複数人で会議をする場合。みんなを写すためにだれかのPCをちょっと遠くにおいてその人はキーボードに触れないなんてこともあるのではないでしょうか。
また、一人の場合でもウェブ会議でのカメラ位置は、目線と同じ高さがおすすめです。こうすることで直接対面とあまりかわらない印象になります。特に下から撮影すると相手からは上から見下ろされている感じがしてしまうため、できれば避けたいところです。これをノートPCで調整しようとすると今度はキーボードが高い位置にきてしまうため、非常に操作しずらくなります。そこでカメラは別にすることがおすすめです。
Webカメラ(ウェブカメラ)の性能ですが、1つの部屋にソーシャルディスタンスを保てるように離れて座っている人を写す場合、安価な低解像度(720pなど)のものより高解像度(1080p)のものにしておいたほうが無難です。ロジクールの C920s が2020年11月現在の代表的な製品だと思います。