Web会議を少しマシに マイク
マイクは、1つであらゆる場面に使えるものがありません。使い方を想定して選びます。兼用は難しいので、用途が2つあったら無理に使いまわさずに2つのマイクシステムを入手します。
選択1:PC1台で2~4人
1つのノートPCを使って複数人でウェブ会議をするなら、マイクスピーカーとかスピーカーフォンと呼ばれる机の真ん中に置くスピーカーとマイクが兼用となっているもの
を使います。YAMAHAのYVC-200は日本の会議室環境に向いている製品です。
選択2:PC1台で4~6人
参加者が多いウェブ会議であれば、大人数向けのスピーカーフォンを使います。YAMAHAのYVC-330は、オープンスペースでのウェブ会議にも対応できる製品です。
選択3:PC1台で1人 一般向け
普段スマホでBluetoothのイヤホン・ヘッドフォンを使っている場合、その機種が「マルチペアリング」に対応しているか確認してください。対応していれば、スマホと接続したままパソコンと接続してウェブ会議に利用できます。
見栄えを気にしない場合、最適なのはヘッドセットと呼ばれるヘッドフォンにマイクがついているものです。無線より有線のほうが安定しますので、もし状況がゆるせば有線がいいです。集音範囲が狭いマイクが多く、周りの音を拾わないようになっています。エレコムのHS-NB05USVはネックバンドで頭にかぶるタイプではないため見た目の違和感が少なくなります。
ヘッドセットは大げさと思われる場合は、イヤホン型ですとより目立ちません。ビジネス用途で音質重視しなければ、マクセルのMXH-BTC110は安価で使いやすいです。
選択4:PC1台で1人 音質重視
どうしても音質が気になる場合はマイクの質を上げます。設備もかなり大げさになり、「マイク」「マイクスタンド」「オーディオインターフェイス」が必要になります。
マイクは、扱いが難しいコンデンサマイクではなく、壊れにくいダイナミックマイクが初心者向けです。behringerのXM8500は、実績と費用対効果の双方が優れているマイクです。
オーディオインターフェイスは、マイクとPCの間に入って音量調整をする機器です。今回の用途であれば、behringerのUMC22は、音質の向上を目指してコンデンサマイクにするときにも利用できます。
マイクスタンドは雑音が入りにくいアーム式がおすすめなのですが、日本の住宅事情では難しいことが多いので、当初は卓上スタンドから。